「塩分=体脂肪が増える」ではない

ラーメンや外食をした翌日に、体重が500g〜1kgほど増えて焦った経験はありませんか?
塩分の多い食事の翌日に体重が増えることはありますが、その増加がそのまま体脂肪になったわけではありません。
短期的な体重増加には「水分」が大きく関係します。

塩分とナトリウムの違い

私たちが普段「塩分」と呼んでいるものには、主にナトリウムが含まれています。 ナトリウムは、体内の水分バランスを保ったり、神経の情報伝達や筋肉の働きに関わったりする、身体に必要なミネラルです。 つまり、ナトリウム自体が悪いわけではありません。 問題になるのは、必要以上に摂る状態が続くことです。

なぜ塩分の多い翌日は体重が増える?

塩分を多く摂ると、身体はナトリウム濃度を調整するために一時的に水分を保持しやすくなります。 その結果、 ・体重が増える ・顔や脚がむくむ ・身体が重く感じる といった変化が出ることがあります。 そのため、外食の翌日に体重が増えていても「昨日食べたものが全部脂肪になった」と考える必要はありません。

なぜ塩分の多い翌日は体重が増える?

塩分を多く摂ると、身体はナトリウム濃度を調整するために一時的に水分を保持しやすくなります。 その結果、 ・体重が増える ・顔や脚がむくむ ・身体が重く感じる といった変化が出ることがあります。 そのため、外食の翌日に体重が増えていても「昨日食べたものが全部脂肪になった」と考える必要はありません。

注意したいのは「塩分の摂りすぎが続くこと」

一時的なむくみだけが問題ではない

塩分を摂りすぎた時のむくみは分かりやすい変化ですが、健康面でより注意したいのは、塩分の多い食生活が長期間続くことです。
ナトリウムの過剰摂取は、血圧を上昇させる要因の一つです。
高血圧の状態が続くと、心臓や血管への負担が増え、脳卒中や心血管疾患などのリスクにも関係します。
また、腎臓はナトリウムや水分量を調整する重要な臓器なので、腎機能が低下している方では特に塩分管理が重要になります。

1日どれくらいが目安?

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人の食塩相当量の目標量は、
男性:7.5g未満/日
女性:6.5g未満/日
とされています。
高血圧や慢性腎臓病の重症化予防では、男女とも6.0g未満/日が目標です。
一方、WHOでは成人で1日5g未満を推奨しています。

日本人は摂りすぎやすい

令和5年の国民健康・栄養調査では、日本人の食塩摂取量の平均は1日9.8gでした。
「料理に塩をそんなにかけていないから大丈夫」と思っていても、調味料や加工食品、外食などから知らないうちに摂っていることがあります。

塩分はどこから増えている?

「塩を振る」以外にも多く含まれている

塩分というと、料理に振りかける塩をイメージしやすいですが、実際にはさまざまな食品や調味料に含まれています。
特に注意したいのは、
・ラーメンやうどんなどの汁
・味噌汁、スープ
・しょうゆ、めんつゆ、ドレッシング
・ハム、ベーコン、ソーセージなどの加工肉
・漬物
・惣菜やコンビニ食
・外食
などです。
麺類では、汁やスープを残すだけでも塩分摂取量を減らしやすくなります。

栄養成分表示を見る習慣を

コンビニやスーパーの商品には「食塩相当量」が表示されています。
同じような商品でも、食塩相当量には意外と差があります。
1食だけを見るのではなく、朝・昼・夜を合わせて1日にどれくらい摂っているかを見ることが大切です。

ダイエット中も意外と増えやすい

ダイエット中にカロリーやPFCだけを確認していても、塩分までは見ていない方は多いです。
鶏胸肉や野菜を中心に食べていても、ドレッシング、タレ、スープ、加工食品などが重なると塩分は増えます。
カロリーだけではなく、食品の中身まで見ることが健康的な食事管理につながります。

塩分を摂りすぎた翌日はどうすればいい?

食事や水分を極端に減らさない
外食の翌日に体重が増えたからといって、朝食を抜いたり、水分を控えたりする必要はありません。
増えた体重の一部が水分であれば、普段の食生活に戻すことで数日かけて変化していくことがあります。
まずは普段通りに水分を摂り、塩分の多い食事が連続しないようにしましょう。

野菜や果物も取り入れる
野菜や果物、豆類などに含まれるカリウムは、ナトリウムとのバランスを通して血圧管理にも関係する栄養素です。
普段の食事に野菜、果物、大豆製品などを取り入れることも大切です。
ただし、腎臓の病気などでカリウム制限を指示されている方は、自己判断で増やさず医師や管理栄養士の指示を優先してください。

減塩は「全部薄味」にしなくてもいい

減塩というと、すべての料理を味気なくするイメージがあるかもしれません。
しかし、
・麺類の汁を残す
・しょうゆは「かける」より「つける」
・ドレッシングを使いすぎない
・加工食品や外食が連続しないようにする
・栄養成分表示を見る
といった小さな工夫でも減らすことができます。

まとめ

塩分を摂ったからといって、それ自体が体脂肪になるわけではありません。
塩分の多い食事の翌日に体重が増える場合は、水分保持による一時的な変化も考えられます。
ただし、塩分の摂りすぎが長期間続けば、高血圧や心血管疾患などのリスクにつながります。
大切なのは「塩分をゼロにすること」ではなく、適量に整えること。
ダイエット中も体重だけを見るのではなく、カロリー・PFC・水分・塩分など、食事全体を見ながら身体を整えていきましょう。

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